New Food Industry 2019年1月号

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New Food Industry 2019年 1月号

新春巻頭言

機能性表示食品制度における食品‐医薬品相互作用 

菊地 秀与/Hideyo Kikuchi,古屋 牧子/Makiko Furuya,日比野 康英/Yasuhide Hibino

 食品の価値は,「栄養がある」や「美味しい」といったいわゆる栄養機能(第一次機能)と嗜好・食感機能(第二次機能)にあるのは勿論であるが,1984年から3年間にわたる文部省(現文部科学省)特定研究「食品機能の系統的解析と展開」において,食品による健康性機能・生体調節機能(第三次機能)の概念が提唱され,これを機に食品の在り方も大きく変化してきた。2001年には,第三次機能に焦点をあてた食品の制度,すなわち保健機能食品制度が創設され,保健目的ではあるものの医薬品のように食品に機能性を表示することが可能となった。さらに,2015年には,事業者の責任で科学的根拠に基づいて商品パッケージに機能性を表示できる制度として,機能性表示食品制度がスタートした。これは,消費者の「自主的かつ合理的な商品選択の機会の確保」を促すことをコンセプトとして,消費者自らの選択によるセルフメディケーションを加速させる取り組みとなることが期待されている。このために,事業者は,食品の機能性のみならず安全性に関する根拠を,臨床試験または研究レビュー(システマティックレビュー)によって明確にする責任がある。最近では,臨床試験・研究において,尿酸,認知機能,アレルギーの領域に対して軽症者データを用いることを検討する動きがある。

新春総説

機能性の高いリン脂質の安全な酵素合成法

渡部 保夫/Yasuo Watanabe

 より機能性の高い「リン脂質」を安心,安全に人工的に合成することが望まれている。本稿では,今後,機能性食品として有望なリン脂質と,酵素を用いたリン脂質の生体外合成技術をご紹介したい。
 脂質は,水環境においては,それが持つ脂溶性の特性から,他の水に溶ける物質とは異質な挙動を示す。例えば,リン脂質は,両親媒性を示すことから,ミセル構造や層状構造を取る。後者は細胞膜や細胞内のオルガネラ膜などである。
 細胞の最外層に位置する細胞膜は,生体が自然環境の変化に対してまず対応する場所である。例えば,環境の温度が変化すると,身体の外側の細胞の細胞膜などに含まれるリン脂質の脂肪酸の組成が変化することになる。温度が低下すると不飽和脂肪酸の割合が増え,細胞膜の流動性を保つ。また,老化にともない,例えば,脳細胞などの細胞膜の流動性が,低下することで,脳機能の悪化が起こるといわれている。それゆえ,高度不飽和脂肪酸の脳への輸送が大切である,などなど,脂肪酸組成に関連したリン脂質の機能性は生命活動にとって重要である。脂肪酸組成を改変したリン脂質を生体外で合成する技術は,目的の機能性を持つリン脂質を自在に設計し,思い通りに合成するためであり,安全な合成法が,必須となる。

クロモン誘導体の新規抗癌剤としての可能性

坂上 宏/Hiroshi Sakagami,史 海霞/Haixia Shi,永井 純子/Junko Nagai,植沢 芳広/Yoshihiro Uesawa,高尾 浩一/Koichi Takao,杉田 義昭/Yoshiaki Sugita

Review
Looking back our recent publications of the tumor-specificity of chromone derivatives
Hiroshi Sakagami1, Haixia Shi1, 2, Junko Nagai3, Yoshihiro Uesawa4, Koichi Takao4, Yoshiaki Sugita4

1 Meikai University Research Institute of Odontology (M-RIO), 2 Shanghai Ninth People's Hospital, Shanghai Jiao Tong University School of Medicine, 3 Department of Medical Molecular Informatics, Meiji Pharmaceutical University, 4 Laboratory of Bioorganic Chemistry, Department of Pharmaceutical Sciences, Faculty of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences, Josai University

[Key words: chromone derivatives, tumor-specificity, apoptosis-oriented]

Abstract
This article summarizes our recent studies of tumor-specificities of chromone derivatives. Anticancer drugs showed much higher cytotoxicity against human oral squamous cell carcinoma cell lines as compared with human normal oral mesenchymal cells. Chromone derivatives showed comparable tumor-specificity, whereas most of low molecular weight polyphenols showed much lower tumor-specificity. However, anticancer drugs showed potent cytotoxicity against human normal oral epithelial cells whereas most of chromones derivatives showed much lower keratinocyte toxicity, with or without apoptosis-inducing activity. QSAR analysis demonstrated high correlation between tumor-specificity and chemical descriptors characterized by 3D-molecular shape. These results suggest the limitation of apoptosis-oriented research and the applicability of chromone derivatives as new anti-cancer agents.


要 約
 クロモン誘導体の腫瘍選択性に関する我々の最近の論文をまとめた。抗癌剤は、ヒト間葉系口腔正常細胞と比較して、ヒト口腔扁平上皮癌細胞に対して強い細胞傷害性を示した。クロモン誘導体もほぼ同レベルの腫瘍選択性を与えたが、ほとんどの低分子ポリフェノールの腫瘍選択性は低かった。抗癌剤は、ヒト上皮系口腔正常細胞に対しては、強い傷害性を示した。これに対して、クロモン誘導体は、全体的にケラチノサイト毒性が弱く、口腔扁平上皮癌細胞にアポトーシスを誘導するものとしないものがあった。QSAR解析により、3次元の分子の形で特徴つけられる化学記述子と腫瘍選択性との間に高い相関があることが見いだされた。アポトーシス一辺倒のこれまでの癌研究の問題点、および、クロモン誘導体の新規抗癌剤として可能性が示唆された。

Current Trend and Future Prospects in Japanese Food Imports from China

Ryusuke Oishi

Associate Professor, Faculty of Economics, Meikai University

Abstract
 Due to its low level of food self-sufficiency, Japan relies on food imports from other countries. China is one of Japan’s most important trading partners (especially in agricultural products). Japan imports more food from China is than from most other countries; hence, food sufficiency in Japan is highly dependent on China. This paper aims to analyse the recent trends and prospects of food trade between Japan and China. Specifically, we contribute by confirming the following points. First, Japan’s food self-sufficiency is low, and this trend is continuing. Second, Chinese products account for a large proportion of Japan’s food imports, making this trade relationship indispensable to Japan. Third, due to Japan’s low birth rate and ageing population, the production of the food industry in Japan is declining, and actions must be taken to protect Japan’s food industry. Fourth, as China encounters changes (e. g. admission into the World Trade Organisation), Japan will need to consider the trends in China to maintain a stable supply of food imports.

楽しく食べる子どもを育てるための「食育」の基礎知識

小川 雄二/Yuji Ogawa

Basic knowledge of dietary education for enjoyable eating children

Yuji Ogawa*

* Nagoya junior college nursery department.

[Key words: Dietary education, Five senses, Tasting duty,Taste, enjoy a meal]

Abstract
"Dietary education" attracts attention from children's education field in Japan. The most important thing in dietary education for children is to have fun eating. I summarized the basic knowledge of dietary education, which you would like to know when you nurture your children to be able to eat food happily, and also introduced the figure of a child aiming at food education and concrete devises. I also showed the goals of dietary education at early childhood, school age, and adolescence. Food is the only act that a child can feel with five senses, which is the basis of child rearing and education. Through various experiences it is required to promote food education to acquire knowledge on "eating" and ability to select "food"and educate people who can practice healthy eating habits.


 子どもたちに対する食育が注目されている。子どもの育ちに関わるすべてのおとなが,「人の育ちのいちばん基礎にあるものが食である」という食育の考え方をもって暮らし,子どもに接することで,子どもの育ちをめぐる問題の多くが解決できるのではないかと考えられる。そこで,本稿では,食育の基本的な考え方や目標について紹介するとともに,子どもたちの食育でもっとも重要な視点である「楽しく食べる子どもを育てる」ことの大切さと,そのためのしくみや具体的な工夫について紹介する。

知っておきたい日本の食文化 その九 現代家族とその食事風景

橋本 直樹/Naoki Hashimoto

「家族」という言葉から多くの人々がイメージするものは,両親と子供が食卓を囲んで賑やかに食事をしている姿であろう。
 第二次大戦後の70年は日本の社会がかつてない規模で変化した時代であったが,それに伴い家族の在り方とその食事風景もかつてなかったほどに大きく変貌した。戦前には親子二世代あるいは三世代が同居する「家家族」が多く,家族は茶の間のちゃぶ台を囲んで食事をするのが普通であった。しかし,戦後の高度経済成長期には結婚した若夫婦と生まれてきた子供たちだけで暮らす「核家族」が多くなった。彼らの家庭ではダイニングキッチンのテーブルで椅子に座って,その日の出来事について会話をしながら食事をするのが普通になった。ところが高度経済成長が終わるころから,家族の一人一人が都合のよいときに食事をする個食,家族が揃っていてもバラバラな料理を食べるバラバラ食,子供だけで食事をする子食などが増えて,食卓に家族がそろって団欒することが少なくなり,このままでは家族の絆が失われてしまうのではないかと危惧されている。
 そもそも,家族というものはどういうものなのであろうか。「家族」という言葉が一般化する以前には「家」という言葉が同じ意味で使われていた。「家」とは,火,炉,竈などを意味する「へ」に「い」という接頭語が付いた「いへ」であり,一つ屋根の下で煮炊きしたものを一緒に食べる人々を意味していた。英語でもファミリーとは「大鍋を囲んで一緒に食べる人々」を意味している。
 霊長類学者の山極寿一氏によれば,家族を形成するのは子供が成長するのに20年近い年月を要する人類だけだそうである。ゴリラやチンパンジーも親が子供と一緒に暮らすが,それはごく短い子育ての期間だけである。太古の昔,人類は火を使って調理することにより食べ物の消化と吸収をよくすることを覚え,焚火の周りに家族や仲間が集まって調理をし,一緒に食事をするようになった。動物は獲物を見つけるとその場で奪い合って食べるが,人類は獲物を集落に持ち帰って,家族や仲間と分かち合って食べるようになった。人類は食べ物を家族や仲間と分かち合って一緒に食べる,つまり共食をする唯一の動物なのである。焚火を囲んで一緒に食事をすることから家族が形成され,男性が食物を獲得し,女性が食事の準備をするという分業が始まったと言われている。

製品解説

ペルーアマゾンフルーツ「アグアヘエキス」のエストロゲン活性成分

寳田 徹/Toru Takarada,竹田 翔伍/Shogo Takeda,加藤 優里菜/Yurina Kato,下田 博司/Hiroshi Shimoda

 アグアヘ(オオミテングヤシ,Maritia flexuosa)は南米(ペルー,ブラジル)のアマゾン川流域で栽培されているヤシ科植物の果実である(図1)。ペルーではAguaje,ブラジルではBuriti,英語ではMoriche Palmと呼ばれており,果実は重さ40-50 gの卵型で,うろこ状の果皮に覆われている。その種子は果実重量の半分を占め,果肉はカロテノイドを含み黄色からオレンジ色を呈している。現地では,果肉を潰して水で割ったものを常飲しており,サツマイモのような味で美味である。その他,菓子や氷菓,サプリメントにも加工されており,豊胸作用があることが日本のテレビ番組でも紹介された。
 これまでにアグアヘの成分としては,脂肪酸やそのトリグリセリド1),多糖類2, 3) が報告されている。一方,生理活性としては,コレステロール低下作用4),血栓抑制作用5),抗酸化作用6, 7)などが報告されているが,豊胸作用に関与する女性ホルモン様成分は同定されていなかった。
 そこで弊社では2年に及ぶアグアヘの成分研究を行った結果,アグアヘのエストロゲン活性成分がプテロカルパン類のLespeflorin G8(LF)8)と8-hydorxyhomopterocarpan(8-HHP)であることを,世界で初めて発見した(図2)。本稿では,これら成分を含むアグアヘエキスのエストロゲン活性成分の作用特性について紹介する。

モノグルコシルヘスペリジンの血流改善作用と
コラーゲンペプチドによる肌の保湿効果を有する機能性表示食品

宅見 央子/Hiroko Takumi

Foods with Function Claims stating blood circulation by monoglucosyl hesperidin and skin moisture by collagen peptide

Takumi Hiroko*

* Institute of Health Sciences, Ezaki Glico Co., Ltd.

[Key words: mono/private/var/folders/k_/vvgq6v8n11v5tvwrcm8qcd280000gn/T/Cleanup At Startup/InDesign Snippets/Snippet_31226928C.idmsglucosyl hesperidin, blood circulation, collagen peptide, Foods with Function Claims]

Abstract
 We have completed the submission of the required information about "Hesperidin & Collagen" for Foods with Function Claims in January 2018. Its functional components are "monoglucosyl hesperidin" and "fish-derived low-molecular-weight collagen peptide". In the fall of 2018, we reached the release of the package renewed one.
Up until November 1st, 2018, there are thirty-two foods with functional claims in which the functional component is "monoglucosyl hesperidin", and twenty-eight of them claim to have the function relating to blood circulation or body temperature. Additionally, these twenty-eight products have based their functions on our previous research papers through the systemic literature review. We will introduce the functions of our product in relation to improving body temperature and blood flow.
 In addition, this product is the first to state the collagen peptide as the functional component in improving the skin moisture. We have proposed the mechanisms of action to support collagen peptide as the functional component.


 2018年1月に,「モノグルコシルヘスペリジン」および「魚由来低分子コラーゲンペプチド」を機能性関与成分とした機能性表示食品「ヘスペリジン&コラーゲン」の届出が完了した。また,今秋,パッケージをリニューアルした商品の発売に至った。
 「モノグルコシルヘスペリジン」を機能性関与成分とする機能性表示食品は,2018年11月1日現在で32件ある。その中で,体温や血流改善作用に関する表示を行っている28の食品のシステマティックレビューには,弊社の研究論文が活用されている。「モノグルコシルヘスペリジン」については,血流改善作用について研究してきた内容を中心に紹介する。機能性表示食品という制度ができたことで,「モノグルコシルヘスペリジン」の血流改善作用について表示できるのは,非常に喜ばしいことである。
また,コラーゲンペプチドを機能性関与成分とし,肌に関する表示が認められたのは,機能性表示食品制度がはじまってから本製品が初めてのことである。コラーゲンペプチドについては,機能性関与成分と認められるために実施した工夫や,機能性および作用機序について紹介する。

連 載

野山の花 — 身近な山野草の食効・薬効 —
サンショウ Zanthoxylum piperitum (L.) DC.(ミカン科 Rutaceae)

白瀧 義明(SHIRATAKI Yoshiaki)

 正月,1年の無病息災を願って飲まれる屠蘇には,多くの場合,サンショウ(山椒)の果皮が入っています。現在の屠蘇には,普通,山椒の他,防風(浜防風),桂皮(肉桂),白朮,桔梗などの生薬が使用されています。サンショウの果皮はその他,香味料として鰻の蒲焼の臭味消しや七味唐辛子〔唐辛子,山椒,黒胡麻,麻子仁(麻の実):以上共通,陳皮,罌粟子(芥子:ケシの実),青海苔,紫蘇,生姜〕の材料としてもよく知られています。
 サンショウは,北海道から屋久島および,朝鮮半島南部に分布する日本原産の雌雄異株の落葉低木で,樹高は3〜5m。枝には鋭い棘が2本ずつ付いています。半日陰の湿潤な地勢を好み,葉は10〜15cmの奇数羽状複葉で互生し,小葉は1〜2cmの楕円形で油点があり,潰すと芳香を放ちます。花は,4〜5月に開花し,直径5mmほどで黄緑色。雌花には二本の角のような雌しべが突き出て,果実は直径5mm程度,初め緑色ですが,9〜10月頃に赤く熟し,その後,裂開し黒い種子が顔を出します。

デンマーク通信 デンマークの12月

Naoko Ryde Nishioka

デンマークは12月になると,日照時間がさらに短くなり,太陽は出ていても,南方のとても低いところを通り,3時くらいには日が暮れます。この時期になると,楽しみなことといえば,クリスマスくらいで,12月ともなると,街中も,職場も,家も,学校も,クリスマス一色になります。最近では,11月から,デパートなどはクリスマスに向けた買い物客などでにぎわっています。ここデンマークでは,クリスマスの4週前の日曜日からクリスマスを祝い始める習慣があり,4週前の日曜日(12月初旬,年によっては11月下旬の日曜日)から,子供達にはプレゼントをわたしたり,家や職場,学校などをクリスマスのデコレーションで飾ったりします。今回はクリスマスまでのこの一ヶ月くらいに見られる様々なクリスマス関連の食べ物を紹介します。

漢方の効能 Efficacy of traditional medicine "KAMPO"

(4)漢方薬阿膠の生物学的作用

肖 黎/Li Xiao,廖 峰/Feng Liao,周祥山/Xiangshan Zhou,秦玉峰/Yufeng Qin,三羽 信比古/Nobuhiko Miwa

 阿膠(Colla corii asini, E’ jiao)は中国で古くから使われている漢方薬の一種で,ロバの皮を数日間に及んで紹興酒,氷砂糖,大豆油と一緒に煮ることにより得られた膠塊である(Fig1)。阿膠の臨床応用を最初に記載したのは2500年前の医学書「五十二病方」である。中国最古のバイブル的な薬物学書である神農本草経(しんのうほんぞうきょう)には阿膠について,止血,補虚,流産早産防止等の作用があると記載している。臨床では阿膠が月経不順,子宮不正出血,流早産,不妊症,慢性咳嗽等の治療に単独あるいは他の漢方薬と併用で用いられる。中国山東省の東阿県が産出した阿膠が最も優れているものとして,中国六朝時代の医学者陶弘景は「出東阿, 故名阿膠」(東阿が産地であるため,阿膠と名付ける)と「本草経集注」に記されている。山東省における東阿阿膠股份有限公司(東阿阿膠社)が持つ製造技術は中国の無形文化財として登録されている(Fig2)。近年,阿膠について,中国および韓国では多数の研究グループが科学的検証を行っており,多数の研究論文を発表した。本稿では阿膠の有効成分および生物学的作用について紹介する。

Biological effects of traditional Chinese medicine Colla corii asini

Li Xiao1*, Feng Liao2, Xiangshan Zhou2, Yufeng Qin2, Nobuhiko Miwa3
1 The Nippon Dental University, School of Life Dentistry at Tokyo
2 National Engineering Research Center for Gelatin-based Traditional Chinese Medicine, Dong-E-E-Jiao Co. Ltd.
3 Prefectural University of Hiroshima


Colla corii asini (E’jiao) is a traditional Chinese medicine made of the extract from donkey skin by boiling the skin with rice wine, sugar and oil for several days (Fig. 1). The records of Colla corii asini for clinical practice were first written on an ancient medical book “recipes for 52 diseases” approximately 2500 years ago. In another ancient Chinese medical book “The Classic of Herbal Medicine”, Colla corii asini was described as a medicine for hemostasis, feebleness, miscarriage and so on. Nowadays Colla corii asini has been used independently or combined with other traditional Chinese medicine for the treatment of irregularity of menstruation, metrorrhagia, miscarriage, infertility and chronic cough. The most famous district for producing Colla corii asini is Done-E country in Shandong province in China. Early in the Six Dynasties Period of China, a famous doctor named Hongjing Tao wrote “E’jiao is produced in Dong-E. That is the reason why it was named E’jiao” in his book “Ben Cao Jing Ji Zhu”. The technology of manufacturing Colla corii asini in Dong-E-E-Jiao Co. Ltd. was honored as a national intangible cultural heritage by the State Council of the People’s Republic of China (Fig. 2). Recent years, many research groups in China or Korea have studied the contents and biological effects of Colla corii asini by using modern technologies and published numerous articles (most of them are in Chinese). Here we will introduce the chemical contents isolated from Colla corii asini and its biological activities.