New Food Industry 2006年7月号

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New Food Industry 2006年 7月号

代替医療としてのナットウキナーゼの機能性

須見 洋行、矢田貝智恵子、吉田 悦男

納豆には,血栓を溶かす酵素ナットウキナーゼが含まれており,このナットウキナーゼを含むサプリメントが脳梗塞を予防するとして利用されてきた。

高血圧における代替医療としてのペプチド食品

川﨑 晃一

今まさに健康ブームで、多数の「健康食品」あるいは「健康補助食品」が市場にあふれている。これらの食品の中には科学的根拠がまったくなくても販売されているものが少なくない。

ザクロの有効作用

岡本 順子

自然界には女性ホルモンの一つである卵胞ホルモン、すなわちエストロゲンを含有する植物があり、それがザクロである。

周期的運動パターンの形成とその調節ー咀嚼と飲み込みの運動リズムー

佐々木 謙、朝岡 潔

ヒトを含めて、多くの動物は摂食時に食物を咀嚼し、細かく砕き、飲み込む。咀嚼と飲み込みは、摂食行動を構成する主要な運動であり、これらは周期的に同じ運動を繰り返すパターン化した運動である。

果実野菜の気体制御包装

水戸 祐之、小谷 明司

生鮮の野菜・果実の気体制御包装の問題点について考察し、気体制御包装の有効例を紹介する。さらに最近実用化が活発になった微孔性フィルム包装を気体制御包装との関係において考察し、実際の野菜・果実製品の気体制御包装で重要となる前処理技術についても言及する。

戦時下の食べ物から食育を考えるー「婦人之友」の献立内容の吟味ー

奥田 和子、山本 由美

わが国は春夏秋冬という明確な四季を持ち,全体として温暖な気候に恵まれている。このために,日本人は季節感を大切にしており,食事においても季節の食材を取り入れることを歓びにしてきた。これが旬であって,旬の物を大切にすることは日本人の食事の大きな特徴となっている。

伝える心・伝えられたもの ー葛(くず)ー

宮尾 茂雄

奈良県大宇陀にある森野旧薬園を訪れたのは、風がまだ冷たく感じられる3月半ばの頃であった。森野旧薬園は、大宇陀の町中を通る街道に面した森野吉野葛本舗の小さな裏山にあり、街道からは森野吉野葛本舗の店構えが見えるだけである。

水産脂質の有用性とその用途選定の考察

中谷 恭子、山田 正子、大島 敏明、中澤 勇二

我々日本人の食生活が豊かになるにつれ,様々な生活習慣病の罹病率の増加が見受けられる.特に脂質摂取量の増加要因には外食,中食の発達に伴った食文化の欧米化の影響が見受けられる.しかしながら今日健康に対する意識が向上し,動脈硬化や虚血性心疾患をはじめとする生活習慣病の予防を目的として食生活の内容の変化が見受けられる。

薬膳の知恵 (2)

荒 勝俊

中国では毎日の食事内容の大切さについて『神農本草経』や『黄帝内経(素問・霊枢)』など多くの古典で指摘され、古くから食物のひとつひとつの効用を知って、季節や体調、体質に応じた食材を選び、料理を作る事が守られてきた。“薬膳”は、健康を守るうえで「食材は病気になる前に体のバランスの崩れを正すための最高の予防薬(食養)」、「すべての食材には薬効があり、疾病の治療に有効(食療)」という二つの中医学の理論に基づいた考え方が核となっている。体調に不安を抱える現代人こそ、食べ物の効用を活かした薬膳を生活の中で有効に活用したいものである。