ヘスペリジン研究会 第9回研究発表会

ヘスペリジン研究会 第9回研究発表会 12月1日(金)

 これまで当研究会は、「糖転移ヘスペリジン」に関する知見を中心に情報発信して参りましたが、今後は、「糖転移ヘスペリジン」にとどまらず、「ヘスペリジン」あるいは「ヘスペリジン高含有かんきつ果実」の有用性に関する研究にまで活動の幅を広げてまいります。
 今回の研究発表会(前身の会から数えて9回目)では、新たな試みとして、研究発表会の第一部に、かんきつ産地が一堂に会するシンポジウム(かんきつサミット)を企画しました。
現在、糖転移ヘスペリジンの主成分であるモノグルコシルヘスペリジンは、トクホの関与成分として認められ、すでに11品目がトクホとして中性脂肪低減に関する保健の用途の表示を消費者庁に許可されています。
 また、機能性表示食品でも21品目(2017.10.17現在)が、中性脂肪低減、末梢体温維持などの効果で届け出を受理されています。ミカンやユズなどの柑橘果皮に多く含まれるヘスペリジンは、その多彩な機能性により、今後ますます注目が集まるものと期待しています。

日 時:2017年12月1日(金)13:00~17:00
場 所:東京・御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター1階Room C

一般の参加参加申し込み・問合せ先:株式会社林原 岩城/TEL.086-224-4316 FAX.086-221-6405
E-mail: HB98301@hb.nagase.co.jp /一般の申込締め切り11月17日(金)

なお、マスコミ関係者の方で、シンポジウムをご取材頂ける場合は、お手数ですが、 11月21日(火)までに 株式会社林原 広報企画室(担当:小林)まで、FAX 又は E-メールにてご連絡くださいますようお願い申し上げます。

< 発表演題の紹介 >

■講演 第1部(発表25分/質疑応答5分)
Ⅰ.豚精子 豚精子の凍結保存におけるトレハロースの有効性
Ⅱ.毛髪内タンパク質の変性・凝集を抑制するトレハロースの化粧品への応用
Ⅲ.トレハロースで調理食品の品質をコントロール!

□特別企画 トレハロース採用商品のご紹介(発表5分)
①ケイ・エイム・ナチュラル株式会社(青森) …フリーズドライフルーツ
②EN VEDETTE<アン ヴデット>(東京) …洋菓子
③タナカ製麺所(岡山) …乾麺

■第二部  研究発表会
 座長:阿部啓子〈東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授〉
 中井雄治〈弘前大学 食料科学研究所 教授〉

14:25 講演4 スダチ果皮成分の機能性
酒井徹〈徳島大学大学院 実践栄養学分野 教授〉

14:50 講演5 摘果ミカンと緑茶葉による混合揉捻法を活用したヘスペリジン可溶化技術の開発
田中一成〈長崎県立大学大学院人間健康科学研究科 教授〉

15:15 講演6 ヘスペレチンによる白内障予防効果の検討
中澤洋介〈慶應義塾大学薬学部〉

15:40 休憩

16:00 講演7 ヘスペレチンの新規癌細胞増殖抑制機能
:プロテオソームによるHsp70の分解誘導とその細胞死誘導作用について
遠藤 弘史〈滋賀県立大学 人間文化学部 生活栄養学科 助教〉

16:25 講演8 くすみ・くまに対するアルファグルコシルヘスペリジン配合ローションの長期連用塗布の効果
鈴木基之〈㈱林原 研究開発本部 香粧品開発部〉

16:50 研究発表会 閉会の挨拶
柳田晃良〈ヘスペリジン研究会 副会長〉